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環境への取り組み
環境への取り組み
山内本店では、平成11年に雨水浸透枡を社内に設置。平成21年、中小企業としては初の水循環型営農推進協議会と協定締結し、白川中流域の水田湛水事業を支援して熊本地域の地下水涵養に貢献してきました。
これらの取り組みにより、年間約12万トンの地下水涵養が見込まれています。
1日300トンの排水(冷却水・洗浄水)をきれいな水に

山内本店の味噌・醤油工場では、地下約90メートルから汲み上げた「阿蘇の伏流水」を年間約10万トン使用していますが、それとほぼ同量の水を清浄化し、菊陽町の休耕田などに水張りをしていただき、還元しています。
熊本の豊かな自然が育んだ「阿蘇の伏流水」を汚水として戻すのではなく、自然界の循環の中に戻すための取り組みを行っております。
通常、排水処理施設は工場裏などの目につかないところに設置されることが多い中、山内本店では正面入り口を入ってすぐの来社いただいた方の目に留まる場所に設置しています。
1日に約300トンの排水を約16時間バッ気(攪拌)して酸素を補給し、プール内の微生物に排水中の栄養分を処理させます。
その後、菌体は底に沈み、上部は清澄な水となります。
清澄の基準となる生物的酸素要求量BOD10ppm以下までになり、きれいに処理された排水を放流します。
※放流水の黄色い色をしていますが、黄色は大豆・麦などの褐色色素で無害なものです
また、1週間ごとに余剰汚泥(菌体)を脱水機で絞り、指定の産業廃棄物業者に引き取ってもらい、肥料化して農作物の収穫に役立っています。
山内本店は、熊本の地下水を守るため涵養田の活動に取り組んでいます。

熊本のおいしい水のおかげで、おいしい味噌醤油がつくることができます。山内本店の工場がある菊池郡菊陽町は、熊本市の地下水を育んでいるとても重要な地域。
恩恵を受けている熊本の水を、育てる活動をしたいと考え、平成21年、中小企業としては初めて水循環型営農推進協議会と協定を締結し、毎年、休耕田に水を張ったり、耕作がされていない田んぼで涵養米を育てるために、農家に助成金を出すなど地下水の涵養に取り組んでいます。その活動のなかで収穫されたお米を原料にして、味噌職人がおいしい味噌をつくりました。
平成25年には、地下水涵養の取り組みを認められ、第22回「くまもと環境賞」では「くまもと水の国賞」を受賞しました。
「くまもと水の国賞」を受賞 (第22回くまもと環境賞表彰式)

より豊かな環境の保全・創造に関する活動に顕著な功績があった方々をたたえ、活動の一層の発展を図るとともに、その意識や活動をより多くの県民に広げ、ひいては生活の豊かさと環境の保全・創造に資することを目的とし、平成3年度に創設。「くまもとストップ温暖化賞」、「くまもと循環型社会賞」、「くまもと水の国賞」、「くまもと環境教育賞」、「くまもと自然共生賞」の5部門。